GREAT MASTERS

心を癒す場所となる庭を。

比地黒 義男

庭師 比地黒 義男
全国各地、および海外の庭園の設計・施工・管理を手がける庭師。主な作品・工事経歴に、京都(鷹ケ峯)光悦寺庭園露地及び本堂廻り改修工事、ハワイ(マウイ島)グランドハイアットワイレア日本庭園レストラン、東京(八王子)禅東院庭園工事、北海道(帯広)六花亭露地庭園工事、兵庫県(淡路島)勝福寺露地庭園工事、北海道(洞爺湖)ウインザーホテル坪庭庭園工事などがある。

家が命を守る場所ならば、庭は心を癒す場所だと考えています。それは日本庭園に限らず、どんな庭でも同じ。だからこそ、庭はそれが独立して主張するのではなく、周りの環境や建物との一体感がとても重要だと思っています。
私は鹿児島県出身で京都に事務所を構えていますが、よそ者だからこそ京都文化の良さに気付くことが多くあります。たとえば、京都において庭は、外からは見せず、部屋にお通ししたお客様だけにお見せする、おもてなしの空間です。その上、落葉樹は西側に植えるとか、光の入り方や風の流れなど機能面もよく考えられています。そうした京都文化の中で培われたノウハウを、現代の暮らしに合わせてご提案していく。それが、心穏やかに住むことができる環境づくりだと考えています。
庭は、ちゃんと考えて作庭すれば、簡単な手入れだけで美しく保つことも、過ごしやすい環境を作ることも可能です。そうした「機能的でありながら四季を感じ、心癒やす庭」づくりをしたいと考えています。